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9月、弊社は京都にある老舗旅館へ出張し、過去最大級の内装リニューアル工事を行いました。

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対象の建物は 4階建・全30部屋を備える大型旅館。

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施工範囲は クロス貼り替え 約3,000㎡、床タイルカーペット 約500㎡ と、弊社としても過去最大規模の工事となりました。

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今回の大きな課題は、廊下の砂壁仕上げ。

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風合いはあるものの、経年による劣化や清掃のしにくさから、実用性に欠けていました。

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そこで、砂壁の上に下地処理を施したうえでクロスを貼り、見た目の美しさと維持管理のしやすさを両立させることをご提案しました。

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✅ 圧倒的な資材量

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今回の現場でまず驚かされるのは、施工に使用する 資材の量 です。

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写真でもわかるように、クロスの巨大ロールが何十本も並び、床材や副資材も含めると現場がまるで「資材倉庫」と化すほど。

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＊クロス 約3,000㎡分：一般住宅15～20軒分に相当

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＊床タイルカーペット 約500㎡分：オフィスフロア1フロア規模

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この膨大な資材を限られた現場スペースに効率的に配置し、工程ごとに必要な分を取り出せるように管理することが大きなポイントとなりました。搬入も一度ではなく複数回に分け、現場が混雑しないように段取りを工夫しました。

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✅ 施工前の課題

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＊クロスは経年で黄ばみ、客室や共用部が暗い印象に

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＊床材の摩耗や汚れが進み、清潔感に欠けていた

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＊砂壁は劣化により色あせや粉落ちが発生、清掃性や耐久性が課題

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お客様を迎える旅館にとって、「第一印象」と「快適性」は最も重要です。

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そこで、館内全体を刷新し、和の趣を保ちながら清潔感と快適さをプラスすることを目標に工事を進めました。

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✅ 施工内容と工夫

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1.クロス貼り替え（約3,000㎡）

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客室30室、ロビー、廊下、共用スペースを含む大規模なクロス工事。砂壁部分には下地処理を施し、クロスがしっかり密着するように仕上げています。これにより、和の空間を損なわず、維持管理が容易になりました。

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2.床工事（タイルカーペット 約500㎡）

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宿泊客の往来が多い共用部を中心に施工。静音性や清掃性を兼ね備え、耐久性のあるタイルカーペットを採用しました。

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3.大量資材の搬入・効率的な管理

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倉庫並みに積み上がった資材を効率的に配置。工程ごとの進行に合わせ、スムーズに取り出せるよう徹底した整理整頓を行いました。

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4.工程管理と安全対策

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工期の制約がある中で、作業を小分けに計画。現場での安全確保と効率的な施工の両立を図りました。

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✅ まとめ

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今回の京都旅館での施工は、「資材量」「施工規模」「特殊な下地処理」という3つの難題に挑んだ大規模プロジェクトです。

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この現場を通じて、弊社の施工力・工程管理力・チームワークが大きく試されると同時に、一層磨き上げられる機会となりました。

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今回の事例はまだ進行中ですが、これほどの資材と規模感を扱える体制こそ、弊社の強みであると感じています。

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